EVMブロックチェーンのレイヤーL0・L1・L2・L3とは?その仕組みを解説
L0、L1、L2、L3をわかりやすく解説します。各レイヤーの役割、ロールアップがEthereumにデータを送信する仕組み、L2の手数料がこれほど安い理由、生き残ったL3、そしてChainTx.Toolsが対応する29のEVMネットワークの位置づけを、2026年10月のL2BEATデータとともに紹介します。

「L2」「ロールアップ」「L3」「レイヤー0プロトコル」――こうしたラベルは暗号資産の世界のいたるところで見かけますが、その使われ方はかなり曖昧です。実は、L0〜L3のレイヤーを定義するプロトコル上の標準は存在しません。これらは、ブロックチェーンのスタックの中で「誰がどの仕事を担うか」を説明するための非公式な表現にすぎないのです。L1とL2はEthereumエコシステムの中でかなり明確な意味を持っていますが、「L0」は誰が言うかによって2つの異なる意味になり、L3は単に「L2の上に載ったL2」です。
このガイドでは、各レイヤーをわかりやすい言葉で説明し、トランザクションが実際にL2からEthereumへどのように届くのかを示したうえで、理論の横に最新の数値(2026年10月時点)を並べます。ChainTx.Toolsが対応するEVMネットワークがどこに位置づけられるかも紹介します。
結論
| レイヤー | 概要 | EVMの例 | セキュリティの源泉 |
|---|---|---|---|
| L0 | 上に載るチェーンに共有セキュリティを提供するベースネットワーク、またはクロスチェーンメッセージングプロトコル | Polkadotリレーチェーン、Cosmos IBC / LayerZero、Wormhole、Chainlink CCIP | 独自のバリデーター、または検証者ネットワーク |
| L1 | すべてを自ら行う独立したブロックチェーン | Ethereum、BNB Chain、Avalanche C-Chain、Monad、Sonic、Berachain | 独自のバリデーターとコンセンサス |
| L2 | Ethereumの外でトランザクションを実行し、データと証明をEthereumに送り返すチェーン | Arbitrum One、Base、OP Mainnet、ZKsync Era、Linea | Ethereum(証明システムとアップグレードキーが許す範囲で) |
| L3 | EthereumではなくL2で決済するチェーン | ApeChain、Xai、EDU Chain(Arbitrum One) | そのL2、そしてL2を介してEthereum |
そもそもなぜブロックチェーンにレイヤーがあるのか
どのブロックチェーンも、4つの仕事をこなす必要があります。
- 実行(execution):トランザクションを実行し、残高を更新する
- コンセンサス(consensus):トランザクションの順序について合意する
- データ可用性(DA):誰でも検証できるよう、トランザクションデータを公開する
- 決済(settlement):どの状態が正しいかを最終的に判定する
L1はこの4つをすべて自分で行います。1つのチェーンですべてを行うのは安全ですが、処理能力に限界があります。そこでEthereumエコシステムは、データ可用性と決済をEthereumに残したまま、実行をレイヤー2ネットワークへ移しました。これが「レイヤー」という考え方の核心です。
| 仕事 | L1(Ethereum) | ロールアップ(L2) | サイドチェーン | バリディウム / オプティミウム |
|---|---|---|---|---|
| 実行 | 自身 | 自身 | 自身 | 自身 |
| 順序付け | 自身 | シーケンサー(多くは単一のオペレーター) | 独自のバリデーター | シーケンサー |
| データ可用性 | 自身 | Ethereum(blobまたはcalldata) | 自身 | オフチェーン(委員会、EigenDA、Celestia…) |
| 決済 | 自身 | Ethereumが証明を検証 | Ethereum上では行わない(ブリッジはバリデーターを信頼) | Ethereumが証明を検証するが、データが開示されない可能性がある |
L0:1つのラベル、2つの意味
意味1:他のチェーンのためのベースネットワーク。 Polkadotのドキュメントは、Polkadotをはっきりと「レイヤー0プロトコル」と呼んでいます。そのリレーチェーンが、接続されたアプリケーション固有のチェーンに共有セキュリティを提供するからです。ライトクライアントを通じて独立したブロックチェーン同士の通信を可能にするプロトコルであるCosmos IBCも、通常は同じ分類に入れられます。Avalanche Primary Networkも「L0」と呼ばれることがよくありますが、Avalanche自身のドキュメントでは「特別なAvalanche L1」と呼ばれています。
意味2:クロスチェーンメッセージング。 LayerZero、Wormhole、Chainlink CCIPは、チェーン間でメッセージやトークンを移動させます。これらはそもそもブロックチェーンではありません。既存のL1やL2にデプロイされたスマートコントラクトと、オフチェーンの検証者で構成されています。検証者は、LayerZeroではアプリが選択する検証者ネットワーク(DVN)、Wormholeでは19のガーディアンのうち13の署名で成立する証明(13-of-19)、CCIPでは16の独立したノードオペレーターからなるネットワークです。
「LayerZero」という製品名はL1の「下」にあるレイヤーのように聞こえますが、技術的には既存のチェーンの「上」に位置しています。Ethereumの下に「L0」はありません。「L0」はプロトコルのレイヤーではなく、アーキテクチャやマーケティング上のラベルとして捉えてください。
L1:基盤レイヤー
L1は、独自のバリデーターとコンセンサスを持つ独立したブロックチェーンで、実行、順序付け、データ可用性、決済を自ら行います。Ethereum、BNB Smart Chain、Avalanche C-Chain、Monad(2025年11月24日からパブリックメインネット稼働)、Sonic、Berachain、Flare、KaiaはいずれもEVM互換のL1です。
Ethereumにとって、L1であることは数百もの他のチェーンの決済レイヤーおよびデータレイヤーであることも意味します。Fusakaアップグレード後、デフォルトのブロックガスリミットは6000万となり、2026年10月中旬のベースフィーは約0.07 gweiでした。つまり、基盤レイヤーでさえ過去の水準からすれば安価です。
L2:ロールアップとその仲間
L2は自らのチェーンでトランザクションを実行し、それらをバッチに圧縮して、検証手段とともにEthereumに送信します。L1の固定コストはバッチ内の全員で分担されるため、L2のトランザクションは安くなります。
オプティミスティック・ロールアップ
すべてのバッチが正しいと仮定し、不正証明(fraud proof)に依拠します。誰でもチャレンジ期間中であれば、不正な状態に異議を申し立てることができます。Ethereumへの出金は、この期間が終わるまで待つ必要があります。
| ネットワーク | 証明システム | Ethereumへの出金 |
|---|---|---|
| Arbitrum One | パーミッションレスなインタラクティブ不正証明(BoLD) | 約6日8時間 |
| OP Mainnet | インタラクティブ不正証明 | チャレンジ3.5日+遅延3.5日 |
| Base | 2026年5月下旬からマルチプルーフ(TEEアテステーション+ZK証明) | 両方の証明が一致すれば約1日、そうでなければ5日 |
データはL2BEATの各プロジェクトページより(2026年10月)。サードパーティのブリッジははるかに速いことが多いものの、その場合はブリッジの流動性プロバイダーを信頼することになります。
ZKロールアップ
状態を更新するたびに有効性証明(validity proof。SNARKまたはSTARK)を送信します。Ethereumが証明を検証するため、チャレンジ期間はありません。そのバッチの証明が受理され次第、出金を実行できます。ZKsync Era、Linea、Abstract、Mantle、KatanaはZKロールアップです。
バリディウム、オプティミウム、サイドチェーン
- バリディウム(validium)は有効性証明を使いますが、データをEthereumの外に保持します(たとえばデータ可用性委員会を利用)。コストは安くなりますが、データが開示されなければ、ユーザーの資金が凍結される可能性があります。
- オプティミウムはそのオプティミスティック版で、不正証明とオフチェーンデータを組み合わせたものです。Celoはオプティミウムです。
- サイドチェーンは独自のバリデーターを持ち、Ethereumはその状態遷移をまったく検証しません。Polygon PoSとGnosis ChainはL2と呼ばれることが多いものの、サイドチェーンです。
個々のL2はどれくらい安全か?
L2BEATはロールアップをステージ(Stage)で評価しています。
- Stage 0:補助輪が完全に付いた状態。オペレーターは依然としてシステムを上書きできます。
- Stage 1:出金をブロックしたり強制したりするには、セキュリティカウンシルの少なくとも75%を掌握する必要があり、その他のアップグレードには少なくとも7日間の退出期間が設けられます。
- Stage 2:証明システムがパーミッションレスで、望まないアップグレードの前にユーザーには少なくとも30日間の退出期間が与えられ、セキュリティカウンシルは証明可能なオンチェーンのバグに対してのみ行動できます。
2025年6月以降、完全に機能する証明システムを持たないプロジェクトや、外部のチャレンジャーが十分にいないプロジェクトは、L2BEATではロールアップではなく「Others」として掲載されています。
L2からEthereumへトランザクションが届くまで

- ウォレット → シーケンサー。 ウォレットがトランザクションをL2のRPCに送信します。シーケンサーはそれを順序付け、約1秒以内に結果を返します。これはシーケンサーへの信頼に基づく「ソフト」な承認です。
- シーケンサー → バッチ。 バッチポスターが多数のトランザクションを圧縮してEthereumに送信します。blobが有効な場合はblobで、そうでなければcalldataとして送られます。そのEthereumトランザクションがファイナルになると、L2のトランザクションもファイナルになります。
- 状態の主張。 プロポーザーが、新しいL2の状態に関する主張(クレーム)をEthereum上に公開します。
- 証明またはチャレンジ。 オプティミスティック・ロールアップでは、期間中に誰も不正を証明しなければ主張がファイナルになります。ZKロールアップでは、有効性証明が検証された時点でファイナルになります。
- 出金。 主張がファイナルになった後、出金メッセージをEthereum上で実行できます。
シーケンサーがあなたのトランザクションを無視しても、ロールアップではEthereumを通じて直接トランザクションを送信できます。Arbitrum Oneでは、シーケンサーがそうしたトランザクションを遅らせられるのは最大24時間です。Baseでは、強制的な取り込み(force inclusion)に最大12時間かかることがあります。
L2の手数料がこれほど安い理由
最大の変化はblob(EIP-4844)によってもたらされました。これはロールアップのデータ専用の独立した安価な領域で、Ethereumは約18日間保持した後に削除(プルーニング)します。アップグレードのたびに、その容量は増えてきました。
| アップグレード | メインネット適用日 | ブロックあたりのblob数(目標 / 最大) |
|---|---|---|
| Dencun | 2024年3月13日 | 3 / 6 |
| Pectra | 2025年5月7日 | 6 / 9 |
| Fusaka(PeerDAS) | 2025年12月3日 | 6 / 9、加えてblobパラメータのみを変更するフォークの仕組み |
| BPO1 | 2025年12月9日 | 10 / 15 |
| BPO2 | 2026年1月7日 | 14 / 21 |
現在の需要はこの容量を下回っているため、blobスペースはほぼ無料です。2026年10月の典型的な1日では、約42のチェーンがおよそ3.8 GBのデータをEthereumに送信し、その費用は合計で約66ドルにすぎません(growthepie)。次のアップグレードであるGlamsterdamは2026年10月6日からSepoliaテストネットで稼働していますが、メインネットの日程はまだ決まっていません。
2026年10月のトランザクションコストの中央値(growthepie、24時間平均):
| ネットワーク | トランザクションの中央値 | スワップの中央値 |
|---|---|---|
| Ethereum L1 | ≈ 0.051ドル | ≈ 0.17ドル |
| Arbitrum One | ≈ 0.0043ドル | ≈ 0.011ドル |
| Base | ≈ 0.0017ドル | ≈ 0.0033ドル |
| Linea | ≈ 0.015ドル | — |
| ZKsync Era | ≈ 0.019ドル | — |
L1が安くなった今でも、大手L2のほうがおよそ10〜30倍安いという差は残っています。
L3:L2の上に載るチェーン
L3は、Ethereumに直接ではなくL2で決済します。最も一般的なのは、Arbitrum Oneで決済するArbitrumチェーン(旧称「Orbit」)で、たとえばApeChain、Xai、EDU Chainがあります。資金を入れるには通常2回のホップ(L1 → L2 → L3)が必要ですが、ArbitrumはEthereumからL3へ1回のトランザクションで移せる「テレポート」を提供しています。資金を引き出すには、L3自身の出金プロセスを経てから、さらにL2の出金プロセスを経る必要があります。
では、そもそもなぜL3を作るのでしょうか。Vitalik Buterinが2022年に述べたように、データは「一度は圧縮できるが、再び圧縮することはできない」ため、同じロールアップ設計を積み重ねてもスケーラビリティが倍増するわけではありません。L3が意味を持つのは、独自の機能(プライバシー、独自のガストークン)、単一アプリケーション向けの独自のスケーリング、あるいはより安価で信頼の前提が弱い構成が必要な場合です。最後のものは通常、データをオフチェーンの委員会に移すことで実現されます。
L2BEATは13のアクティブなL3を追跡していますが、その大半は小規模です。Xaiが保護している資産は約60万ドル、ApeChainは約1800万ドルです。いくつかのL3はすでに停止またはアーカイブされており(Degen Chain、B3、Sanko)、ZKsyncは決済レイヤーのGatewayを非推奨とし、自身のチェーンをEthereumに戻しました。L2BEAT上で最大の「L3」であるHyperliquid(約67億ドル)がそう分類されているのは、メインのブリッジがArbitrum上にあるからにすぎません。Hyperliquid自体は、独自のHyperBFTコンセンサスを持つL1です。詳しくは「HyperEVMかHyperliquidブロックチェーンか」をご覧ください。
数字で見るレイヤー2市場
2026年10月のL2BEATによると:
- アクティブなプロジェクトは96:L2が83、L3が13。
- L2の総保護資産額(TVS)は410.5億ドル。1年前の540億ドル、そしてチャート上の過去最高値である665億ドル(2024年12月9日)から減少しています。主な理由は、ETHが約3,980ドルから約2,450ドルに下落したことです。
- Stage 1のL2はわずか6つ(Arbitrum One、Base、Ink、OP Mainnet、Starknet、Unichain)で、Stage 2は4つありますが、いずれも小規模です。83のL2のうち59が「Others」に分類されています。
| # | ネットワーク | L2BEATの分類 | ステージ | TVS |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Base | オプティミスティック・ロールアップ | Stage 1 | 155.6億ドル |
| 2 | Arbitrum One | オプティミスティック・ロールアップ | Stage 1 | 104.6億ドル |
| 3 | Polygon PoS | Others(サイドチェーン) | — | 38.0億ドル |
| 4 | Robinhood Chain | Others | Stage 0未満 | 24.0億ドル |
| 5 | OP Mainnet | オプティミスティック・ロールアップ | Stage 1 | 20.2億ドル |
| 6 | Mantle | ZKロールアップ | Stage 0 | 13.3億ドル |
アクティビティでは、汎用EVM L2の中でBaseが1日約890万オペレーションで明確なトップに立ち、Robinhood Chainが約690万で続きます(30日平均)。このチェーンの背景については「Robinhood Chainはなぜこれほど人気になったのか?」で解説しています。
ChainTx.Toolsのネットワークはどこに位置するか
ChainTx.Toolsは29のEVMネットワークに対応しています。各ネットワークがどのレイヤーに当たるかは次のとおりです(L2BEATおよび公式ドキュメント、2026年10月)。
| グループ | ネットワーク |
|---|---|
| L1(12) | Ethereum、BNB Chain、Avalanche C-Chain、Monad、Arc、HyperEVM、Sei、Plasma、Sonic、Flare、Berachain、Kaia |
| サイドチェーン(2) | Polygon PoS、Gnosis |
| オプティミスティック・ロールアップ、Stage 1(5) | Arbitrum One、OP Mainnet、Base、Unichain、Ink |
| ZKロールアップ、Stage 0(5) | ZKsync Era、Abstract、Linea、Mantle、Katana |
| オプティミウム(1) | Celo |
| L2BEATで「Others」に分類されるL2(4) | Robinhood Chain、World Chain、X Layer、MegaETH |
| L3 | なし |
当サイトのツールを使う上では、レイヤーの違いは実務上ほとんど影響しません。どのEVMネットワークでもアドレスは同じ鍵ペアで、トークン作成、1対多の一括送信、RPCノードのチェックは、L1でもL2でも同じように動作します。変わるのはガストークン、手数料、そしてEthereumへの出金にかかる時間です。全リストは対応ネットワークのページに、市場の全体像は「2026年、いまも人気のEVMブロックチェーンはどれか?」にまとめています。
ネットワークの分類は永続的なものではありません。Celoは2025年3月26日にL1からL2へ移行し、Mantleは2026年4月16日にZKロールアップになりました。X Layerは2025年後半にPolygon CDKからOP Stackへ移行し、Baseは2026年にOP Superchainを離れて独自のスタックに移りました。分類を見るときは、必ずその日付を確認してください。
よくある誤解
- 「Polygon PoSはL2である」。実際はサイドチェーンです。Ethereumにチェックポイントを記録しますが、Ethereumはその状態遷移を検証しません。Gnosis Chainも同様です。
- 「L0はL1の下にあるブロックチェーンである」。LayerZeroのようなメッセージングプロトコルは、既存のチェーンの上にあるコントラクトです。Ethereumの下にL0はありません。
- 「すべてのL2はEthereumのセキュリティを継承している」。それに近いのは、機能する証明システムを持ち、データをEthereumに置いているロールアップだけです。しかも、83のL2のうち59は「Others」に分類されています。
- 「ZKロールアップは常にオプティミスティック・ロールアップより安全である」。ChainTx.Toolsが対応する5つのEVM ZKロールアップはすべてStage 0で、5つのオプティミスティック・ロールアップはStage 1です。アップグレードキーは、証明の種類と同じくらい重要です。
- 「L2からの出金には必ず7日かかる」。オプティミスティック・ロールアップでは約1日から約1週間までの幅があり、ZKロールアップでは証明の頻度だけが制約になります。
- 「blobはL2のデータをEthereum上に永遠に保存する」。blobは約18日後に削除されます。長期的な履歴は、ロールアップのオペレーターやアーカイブサービスが保持しています。
- 「L3は常にL2より安い」。データは二度圧縮できません。L3が安くなるのは主にデータをオフチェーンに移すことによるもので、そのぶん信頼の前提が増えます。
まとめ
L1はすべてを自ら行います。L2はEthereumのデータ可用性と決済を借り、実行は自ら担います。L3はL2の上で同じ仕組みを繰り返します。そして「L0」は、話し手によって、共有セキュリティを提供するベースネットワークか、クロスチェーンメッセージングプロトコルのどちらかを指します。実際には、ラベルよりも3つの問いのほうが重要です。データはどこにあるのか、状態が正しいことを誰が証明できるのか、そしてコントラクトを誰がアップグレードできるのか。L2BEATの分類とステージは、まさにこれらの問いに答えるものです。新しいネットワークにまとまった資金をブリッジする前に、必ず確認してください。
よくある質問
+EthereumはL1ですか、それともL0ですか?
EthereumはL1です。実行、コンセンサス、データ可用性、決済を自ら行い、ロールアップの決済レイヤーおよびデータレイヤーとしての役割も担っています。Ethereumの下にL0はありません。
+PolygonはL2ですか?
Polygon PoSはロールアップではなくサイドチェーンです。独自のバリデーターを持ち、Ethereumにチェックポイントを記録しますが、Ethereumはその状態遷移を検証しません。L2BEATでは「Others」に分類されています。
+オプティミスティック・ロールアップとZKロールアップの違いは何ですか?
オプティミスティック・ロールアップはバッチが有効であると仮定し、誰でも不正を証明できるチャレンジ期間を設けるため、出金には約1日から約1週間かかります。ZKロールアップはEthereumが検証する有効性証明を添付するため、チャレンジ期間はありません。
+L2のトランザクションはなぜこれほど安いのですか?
多数のトランザクションが1つのバッチに圧縮されるため、Ethereumの固定コストを分担できます。さらに2024年以降、ロールアップはデータを、独立した安価なデータ領域であるblobに送信しています。2026年10月時点で、blobの利用者全体が支払っている費用は、およそ3.8 GBのデータに対して1日約66ドルです。
+LayerZeroはブロックチェーンですか?
いいえ。LayerZeroはクロスチェーンメッセージングプロトコルで、既存のチェーンにデプロイされたスマートコントラクトとオフチェーンの検証者ネットワークで構成されています。名前はチェーン同士をつなぐ役割を指しており、L1の下にあるブロックチェーンのレイヤーを意味するものではありません。
+ChainTx.Toolsを使うとき、ネットワークのレイヤーは関係ありますか?
ツールの動作には関係ありません。EVMアドレスとその鍵はすべてのネットワークで共通で、トークン作成、一括送信、RPCチェックはL1でもL2でも同じように動作します。違いが出るのは、ガストークン、手数料、そしてEthereumへの出金にかかる時間です。


