EVM チェーン

2026年、いまも人気のEVMブロックチェーンはどれか?

DefiLlama、L2BEAT、growthepieの検証可能なデータに基づく2026年のEVMチェーンランキング。TVL、DEX出来高、ステーブルコイン、アクティブアドレスで比較します。Ethereum、BNB Chain、Base、Robinhood Chainが人気の理由、話題を集めたローンチのうちTVLの95〜99%を失ったチェーン、そしてチェーンの選び方を解説します。

Antonio VaganovsAntonio Vaganovs·公開 ·約 15 分で読めます
2026年のEVMチェーン:人気ブロックチェーンのランキング

EVM(Ethereum Virtual Machine、イーサリアム仮想マシン)は、今もスマートコントラクトの主流となる標準です。0x… アドレスを持つ同じウォレットと同じコントラクトが、Ethereum本体、そのL2、さらにBNB ChainやMonadのような独立したL1まで、数十のネットワークで動作します。しかし、この1年で状況は大きく変わりました。成長したネットワークがある一方で、少し前まで大きな話題を集めていたネットワークの中には、資金の最大99%を失ったものもあります。

以下は、2026年に実際に人気のあるEVMチェーンのランキングです。すべての数値は公開ダッシュボードから取得し、出典と日付を明記しています。各ネットワークについて、人気を支えている要因と、どのような人に向いているかを解説します。

データの出典

特に記載がない限り、DeFi TVL、DEX出来高、ステーブルコイン、アクティブアドレスは執筆時点(2026年10月)のDefiLlamaのデータです。DEX出来高は直近30日間の合計です。TVSとL2のステージはL2BEATによるものです。手数料の中央値とトランザクション数はgrowthepieのデータで、直近30日間の平均値です。

結論:2026年に最も人気のEVMチェーン

ネットワークは、DeFiプロトコルにロックされている資産額であるDeFi TVLの順に並べています。その他の列を見ると、指標によって順位がどれほど入れ替わるかがわかります。

#ネットワークDeFi TVL30日間のDEX出来高ステーブルコイン1日のアクティブアドレス
1Ethereum502億ドル408億ドル1437億ドル46.4万
2Base62.4億ドル297億ドル51.3億ドル37.3万
3BNB Chain58.3億ドル274億ドル131億ドル240万
4Arbitrum One14.4億ドル52.6億ドル35.2億ドル15.2万
5Robinhood Chain11.4億ドル344億ドル10.7億ドル25.5万¹
6Hyperliquid L1(HyperEVM)²10.2億ドル87.6億ドル70.4億ドル1.77万
7Monad10.1億ドル22.6億ドル6.86億ドル8,700
8Polygon PoS7億ドル58.5億ドル28.3億ドル49.7万
9Avalanche C-Chain5.95億ドル41.0億ドル12.5億ドル4.16万
10Plasma5.7億ドル2.4億ドル12.7億ドル2.63万
11Arc5.28億ドル13.2億ドル7.51億ドル2.24万
12OP Mainnet4.45億ドル8.9億ドル5.84億ドル1.32万¹
13X Layer1.61億ドル7億ドル15億ドル3.34万

¹ growthepieによる直近の丸1日分のデータです。DefiLlamaはこのネットワークのアクティブアドレスを表示していません。

² DefiLlamaはHyperliquid L1を全体として集計しています(HyperCoreのオーダーブックとHyperEVMレイヤーの合計)。

主なポイント:

  • Ethereumは今もEVMの世界の中心です。 全ブロックチェーンのDeFi TVLの約56%(901億ドル中502億ドル)を占め、他のEVMチェーンと合わせると80%近くに達します(DefiLlamaのデータに基づく当社の計算)。
  • ユーザー数ではBNB Chainがトップです。 1日のアクティブアドレスは240万で、EthereumやPolygon PoSの約5倍です。
  • BaseはL2のトップです。 TVLでは世界第2位のブロックチェーンで、Solana(59.8億ドル)やTron(55.5億ドル)を上回り、大規模ネットワークの中で唯一、この1年でTVLを伸ばしました。
  • Robinhood Chainは今年の新星です。 2026年7月1日にローンチしたばかりですが、30日間のDEX出来高ですでにBaseとBNB Chainを上回っています。
  • 2025年に話題を集めたローンチの多くが、TVLの95〜99%を失いました。 Berachain、Linea、Sonic、Unichainなどです(詳細は後述)。

ネットワークの「人気」を決めるもの

ブロックチェーンの人気を一つの数字で表すことはできません。指標ごとに、答えている問いが異なります。

  • DeFi TVL:ネットワークのDeFiプロトコル(流動性プール、レンディング、ステーキング)にどれだけの資金があるか。資本からの信頼を示します。ただしTVLはドル建てで測定されるため、誰も資金を引き出さなくても、トークン価格の下落とともに減少します。
  • TVS(Total Value Secured)(L2BEAT):DeFiだけでなく、通常のウォレットに保有されているトークンも含めた、L2上のすべての資産。そのためTVSは通常、TVLよりはるかに大きくなります。Arbitrum OneのTVSは104.5億ドルですが、DeFi TVLは14.4億ドルです。
  • ステーブルコイン:ネットワーク上でどれだけのドル建てトークンが流通しているか。決済や実体経済活動を測る良い指標です。
  • DEX出来高:分散型取引所でどれだけ取引されているか。ミームコインを含むトレーダーの需要を反映しますが、ボットやウォッシュトレードで簡単に水増しされます。
  • アクティブアドレスとトランザクション:「ユーザー数」に最も近い指標ですが、1人で数百のアドレスを運用でき、ボットは数百万件のトランザクションを生み出します。たとえばMegaETHは1日平均116万件のトランザクションを処理していますが、アクティブアドレスはわずか1,900です(growthepie)。

そのため、このランキングでは複数の指標を同時に示しています。少なくとも2〜3の指標で強さを見せてこそ、本当に人気のあるネットワークだと言えます。

棒グラフ:2026年10月時点の、Ethereum以外のEVMチェーンのDeFi TVLと30日間のDEX出来高(DefiLlamaのデータ)
Ethereum以外のEVMチェーンのDeFi TVLとDEX出来高(DefiLlama、2026年10月)

Ethereum:今もEVMの中心

EthereumはEVMエコシステム全体の基盤レイヤーです。DeFiには502億ドルが預けられ、1437億ドルのステーブルコインと137億ドルのトークン化された現実資産(RWA)が流通しています。30日間のDEX出来高は408億ドルで、全ブロックチェーンの中でSolana(678億ドル)に次ぐ第2位です。

この1年で、EthereumのTVLは1年前の848億ドルから41%減少しました。その多くは価格の影響で、執筆時点でDefiLlamaが示すETH価格は2,452ドルです。それでもDeFiにおけるEthereumのシェアは圧倒的です。

Ethereumが人気の理由:

  • 資本と機関投資家。 Lido、Aave、Sky、Ethenaといった最大級のプロトコル、そしてステーブルコインやトークン化ファンドの大半がここにあります。
  • セキュリティ。 最も実戦で鍛えられたEVMネットワークであり、ロールアップはここにデータを公開しています。
  • 流動性。 プールが深い場所ほど、大口取引のコストは安くなります。

最大の欠点はトランザクションコストです。手数料の中央値は約0.075ドル(growthepie)で、ArbitrumやBaseの15〜50倍に相当します。そのため、個人ユーザーやミームコインはずいぶん前にL2や代替チェーンへ移っています。

BNB Chain:ユーザー数が最多

BNB Chainは最も大衆的なEVMネットワークで、1日のアクティブアドレスは240万に上ります。TVL(58.3億ドル)では全ブロックチェーン中3位、ステーブルコイン(131億ドル)ではEVMチェーンの中でEthereumに次ぐ2位です。30日間のDEX出来高は274億ドルですが、これは直前の30日間より27%少ない数字です。

BNB Chainが人気の理由:

  • ミームコインとローンチパッド。 30日間でネットワーク上の手数料収入が最も多かったのはローンチパッドのFlap.sh(3330万ドル)で、トレーディングボットのGMGNや予測市場のPredict Funも上位に入っています(DefiLlama)。
  • PancakeSwapはDEX流動性の屋台骨です。PancakeSwap V3だけで、30日間に126億ドルの出来高がありました。
  • 安価なトランザクションとBinanceとのつながり。 最大の取引所を通じて、入出金が簡単に行えます。

Base:L2のトップ、そして珍しい成長

BaseはOP Stack上に構築されたCoinbaseのL2です。この1年でDeFi TVLが増加した唯一の大規模EVMネットワークで、増加率は約26%(1年前は49.7億ドル)。2026年10月5日には過去最高の64.7億ドルを記録しました。

  • セキュリティ: L2BEATでは、Baseはロールアップの中で最大のTVS(155.6億ドル)を持ち、Stage 1に分類されています。
  • アクティビティ: 1日のアクティブアドレスは37.3万。L2BEATでのUOPS(1秒あたりのユーザーオペレーション数)は100.6で、Ethereum本体(20.8)のほぼ5倍です。
  • コスト: 手数料の中央値は約0.0016ドル(growthepie)。

Baseが人気を集める理由は、Coinbaseとそのウォレットからの直接の導線、厚みのあるDEX(30日間の出来高はAerodrome Slipstreamが154億ドル、Uniswap V3が61億ドル)、レンディングプロトコルのMorpho、そして豊富なミームコインです。多くの新規ユーザーにとって、Baseは取引所の次に触れる最初のネットワークです。

Arbitrum OneとOP Mainnet:L2の古参

Arbitrum Oneは、L2BEATのTVSで今もロールアップ第2位(104.5億ドル、Stage 1)です。しかしDeFi TVLは大きく縮小し、1年前の39.3億ドルに対して14.4億ドル(−63%)となっています。1日のアクティブアドレスは15.2万、30日間のDEX出来高は52.6億ドルで、デリバティブとRWAでは強い地位を保っています。手数料の上位にはUSD AI、Spiko、GMX、Uniswapが並びます。手数料の中央値は約0.0045ドルです。

OP Mainnet単体の規模は小さく、TVLは4.45億ドル(ただし1年で30%増)、1日のアクティブアドレスは約1.3万です。本当の強みはOP Stackにあります。Base、Ink(KrakenのL2)、Unichain、World Chain、Celo、X Layer、MegaETHはすべてOP Stack上で稼働しています。大規模なEVMロールアップのうち、L2BEATがStage 1と評価しているのはBase、Arbitrum One、OP Mainnet、Ink、Unichainです。

実際に存在感を高めた新しいネットワーク

Robinhood Chain

Arbitrumのコードベース上に構築されたRobinhoodのL2で、ガス代はETHで支払います。2026年7月1日にローンチし、トークン化株式向けに設計されましたが、最初の需要の波はミームコインからやってきました(The Block)。ローンチから4か月足らずで、次のような実績を上げています。

  • DeFi TVLは11.4億ドルで、執筆時点の過去最高値。
  • 30日間のDEX出来高は344億ドルで、全ブロックチェーン中SolanaとEthereumに次ぐ3位。2026年9月だけで533億ドル。
  • L2BEATでのUOPSは70.3で、Ethereum、Arbitrum One、OP Mainnetの合計を上回ります。

手数料の大半は、Uniswap V4(30日間で4590万ドル)とチェーン独自のローンチパッドPons(3320万ドル)に流れています。このネットワークがなぜこれほど急成長したのかは、「Robinhood Chainはなぜこれほど人気になったのか?」で解説しています。

HyperEVM(Hyperliquid)

HyperEVMはHyperliquidブロックチェーンのEVMレイヤーで、HyperCoreのオーダーブックと並行して稼働しており、ガス代はHYPEで支払います。DefiLlamaは両者をまとめて集計しており、TVLは10.2億ドル(1年で−52%)、ステーブルコインは70.4億ドル、パーペチュアル(無期限先物)の出来高は1日75億ドルです。資金と手数料の大半はHyperCoreのパーペチュアルによるもので、30日間の手数料は8200万ドルに上ります。EVM側はより控えめで、1日のアクティブアドレスは1.77万、Project X(30日間で15.1億ドル)などの現物DEXがあります。このネットワークの正しい呼び方や、HyperEVMとHyperCoreの違いについては、「HyperEVMかHyperliquidブロックチェーンか:正しい名前はどちら?」で取り上げています。

Monad

Monadは、EVMトランザクションを並列実行するL1です。メインネットとMONトークンは2025年11月24日にローンチしました(The Block)。2026年初めからTVLは2.46億ドルから10.1億ドルへと4倍になり、ネットワーク上のRWAは4.15億ドルに達しました。ただし個人投資家の活動は控えめで、1日のアクティブアドレスは8,700、30日間のDEX出来高(22.6億ドル)は直前の30日間の半分にとどまっています。手数料上位のプロトコルはレンディング(Accountable、Aave、Morpho、Euler)で、現時点のMonadはトレーダーよりも資本を引きつけていると言えます。

ステーブルコインチェーン:Arc、Plasma、Tempo

ステーブルコイン決済向けに作られた、新しいタイプのEVMブロックチェーンが登場しています。これらのチェーンでは、手数料を価格変動の大きいトークンで支払う必要がありません。

  • ArcはCircleのL1で、ガス代はUSDCで支払います。パブリックメインネットは2026年9月16日に公開されました(Cointelegraph)。TVLは5.28億ドル、ステーブルコインは7.51億ドル(1週間で+41%)、30日間のDEX出来高は13.2億ドルで、直前の30日間の3.2倍です。
  • Plasmaは2025年9月にローンチしたステーブルコインネットワークです。現在のTVLは5.7億ドルですが、2025年10月9日のピーク63.6億ドルからは−91%です。報酬目当てに流入した資本が去ったためです。ネットワーク上のステーブルコインは12.7億ドル、1日のアクティブアドレスは2.63万です。
  • TempoはStripeとParadigmによる決済向けL1で、2026年3月18日からメインネットで稼働しており(Bankless)、手数料はステーブルコインで支払います。TVLはまだ1.07億ドルにすぎませんが、すでに7.24億ドルのステーブルコインがあります。

X Layer

OKXのL2で、ガス代はOKBで支払います。TVLは1年で2400万ドルから1.61億ドルへと6.7倍に成長しました。ネットワーク上のステーブルコインは15億ドル、1日のアクティブアドレスは3.34万です。BaseがCoinbaseの顧客基盤を土台にしているように、X Layerも自社取引所のユーザー層を土台にしています。

Polygon PoS、Avalanche、Celo:DeFiの外にある人気

Polygon PoSはDeFi TVLを減らしました(7億ドル、1年で−43%)が、依然として最もよく使われているEVMネットワークの一つです。1日のアクティブアドレスは49.7万、トランザクションは1日約490万件です(growthepie)。トップアプリは予測市場のPolymarketで、30日間の手数料は3030万ドルとネットワーク上で最多です。ステーブルコインの合計は28.3億ドル、手数料の中央値は約0.01ドルです。

Avalanche C-Chain:TVLは5.95億ドル(1年で−69%)ですが、30日間のDEX出来高は28%増の41.0億ドルです(Pharaoh、Uniswap、Blackhole、LFJ)。このネットワークの強みはトークン化資産で、RWAは11.2億ドルに上り、BlackRockのBUIDLファンドやCentrifugeが手数料の上位に入っています。

Celoは、TVLに頼らない人気を示しています。DeFiの資金はわずか1360万ドルですが、1日平均45.4万のアクティブアドレスと91.6万件のトランザクションがあります(growthepie)。OperaとCeloによると、アクティビティの大半はMiniPayウォレットを通じたステーブルコイン決済によるものです。

人気を失ったネットワーク

ローンチ時の高いTVLは、ポイント、エアドロップのファーミング、流動性プログラムといった報酬に支えられていることがよくあります。報酬が終われば資本は去っていきます。以下は、2025年に特に話題になったネットワークです(DefiLlamaによるDeFi TVL)。

ネットワークDeFi TVLのピークピーク日現在のTVLピーク比
Berachain33.1億ドル2025年3月27日3200万ドル−99%
Linea16.8億ドル2025年9月21日2410万ドル−99%
Sonic11.4億ドル2025年5月11日1950万ドル−98%
Unichain9.03億ドル2025年7月21日2650万ドル−97%
Katana7.11億ドル2026年3月7日3760万ドル−95%
Sei6.28億ドル2025年7月18日3240万ドル−95%
MegaETH2.46億ドル2026年5月12日1240万ドル−95%

これは、これらのネットワークが「死んだ」という意味ではありません。LineaはL2BEATで今も3.55億ドルのTVSを保持しており、資産がDeFiではなくウォレットに置かれているだけです。UnichainとMegaETHは1日に数十万から数百万件のトランザクションを処理していますが、その大半はボットによるものです。Unichainは1日69.9万件のトランザクションに対し、アクティブアドレスは約2,700にすぎません(growthepie)。プロジェクトをローンチする場として、こうしたネットワークはランキング上位のネットワークよりもリスクが高いと言えます。

目的に合ったEVMチェーンの選び方

目的候補理由
大口資金、RWA、機関投資家の流動性Ethereum1437億ドルのステーブルコイン、137億ドルのRWA、最も深いプール
ミームコインと個人投資家層BNB Chain、Base、Robinhood Chain最もアクティブなトレーダー、ローンチパッド、DEX出来高
安価なDeFiBase、Arbitrum One手数料の中央値0.0016〜0.0045ドル、成熟したDEXとレンディング
パーペチュアルとアクティブなトレードHyperliquid、Arbitrum OneEVMチェーンで最大のパーペチュアル出来高:1日75億ドルと36億ドル
ステーブルコイン決済Polygon PoS、Celo、Arc、Plasma大量の送金。ArcではガスをUSDCで直接支払い
新しいエコシステムに賭けるRobinhood Chain、Monad、Arc急成長と高い注目度。ただしリスクも高い

プロジェクトをローンチする前に、次の点を確認しましょう。

  1. 自分のユースケースに合ったトレーダーがすでにどこにいるか。TVLだけでなく、DEX出来高とアクティブアドレスを見ます。
  2. スナップショットではなくトレンド: 3〜6か月分の指標を比較し、報酬が終わった直後のネットワークを選んでしまわないようにします。
  3. ユーザーにとってのトランザクションコスト。
  4. ウォレット、ブリッジ、アグリゲーター、取引所のサポート。
  5. 分散化: L2であれば、L2BEATでのステージ(Stage 0、1、2)。
  6. ガストークン: Base、Arbitrum、OP Mainnet、Robinhood ChainではETH。BNB、POL、AVAX、HYPE、MONはそれぞれのネットワークで使用。ArcではUSDC、PlasmaではXPL、X LayerではOKB。

これらのネットワークで使えるChainTx.Tools

ChainTx.Toolsは、ランキングに登場するすべてのネットワークを含む29のEVMネットワークに対応しています。コードを書かずに、トークンの作成、一括送信、多数のウォレットからのトークンの一括購入・一括売却、アドレスリストの残高確認が行えます。

すべてのEVMネットワークは、自動売買戦略を組めるマーケットメーカーと、多数のウォレットからすべてのコインとトークンを1つのアドレスへ移す全資産を送金にも対応しています。

ヒント

まだネットワークを決めていないなら、ターゲットとなるユーザーがすでにいる場所から始めましょう。BaseやBNB Chain上のトークンは、1日のアクティブアドレスが数千しかないネットワーク上のトークンより、多くのトレーダーの目に留まります。たとえそちらのほうがガス代が安くてもです。

まとめ

2026年のEVMの世界は、いくつかの柱に支えられています。Ethereumは資金の中心で、全DeFi TVLの半分以上と1437億ドルのステーブルコインを抱えています。BNB Chainはユーザーの中心で、1日のアクティブアドレスは240万です。BaseはトップのL2であり、この1年で成長したほぼ唯一の大規模ネットワークです。新顔の中で実際に存在感を高めたのは、Robinhood Chain(30日間のDEX出来高で世界3位)、Monad(年初からTVLが4倍)、そしてステーブルコインチェーンのArcとPlasmaです。一方、Arbitrum、Polygon PoS、Avalancheは、DeFi、決済、RWAでそれぞれのニッチを守っています。

今年の最大の教訓は、派手なローンチや初期の高いTVLは何も保証しないということです。Berachain、Linea、Sonic、Unichainは、ピークからTVLの97〜99%を失いました。ネットワークを選ぶ際は、複数の指標とそのトレンドを同時に確認し、最新のデータもチェックしてください。ここに挙げた数値は2026年10月時点のものです。

よくある質問

+2026年に最も人気のEVMチェーンはどれですか?

指標によって異なります。資金で見ればEthereumで、DeFi TVLは502億ドル、ステーブルコインは1437億ドルです。ユーザー数で見ればBNB Chainで、1日のアクティブアドレスは240万です。EVMチェーンの30日間のDEX出来高ではEthereum(408億ドル)がトップで、Robinhood Chain(344億ドル)とBase(297億ドル)が続きます。データはDefiLlama、2026年10月時点のものです。

+人気のEVMチェーンでトランザクションが最も安いのはどれですか?

growthepie(直近30日間の平均)によると、手数料の中央値はOP Mainnetで約0.00004ドル、Baseで0.0016ドル、Arbitrum Oneで0.0045ドル、Polygon PoSで約0.01ドルです。Ethereum本体では約0.075ドルで、ArbitrumやBaseの15〜50倍に相当します。

+BaseとArbitrum、どちらを選ぶべきですか?

現時点では、ほぼすべての指標でBaseのほうが上回っています。DeFi TVLは62.4億ドル対14.4億ドル、1日のアクティブアドレスは37.3万対15.2万、30日間のDEX出来高は297億ドル対52.6億ドルです。ミームコインや個人投資家層にはBaseのほうが適しています。Arbitrum OneはデリバティブとRWAで強みを保っており、ロールアップの中で2番目に大きなTVS(L2BEATで104.5億ドル)を持っています。どちらもStage 1です。

+なぜこの1年で、ほぼすべてのネットワークのTVLが減少したのですか?

TVLはドル建てで測定されるため、トークン価格とともに下落します。執筆時点でDefiLlamaが示すETH価格は2,452ドルです。さらに、報酬プログラムが終わると資本はネットワークから去っていきます。こうした中でもBase(1年で+26%)、OP Mainnet(+30%)、X Layer(6.7倍)は成長し、2026年にローンチしたRobinhood ChainとArcは、いずれも短期間でTVL 5億ドルを突破しました。

+Robinhood ChainやMonadのような新しいチェーンでトークンをローンチすべきですか?

新しいネットワークは注目を集めやすく競争も少ない一方で、流動性は安定しにくい傾向があります。直前の30日間と比べて、Monadの30日間のDEX出来高はほぼ半減し、Robinhood Chainは32%減少しました(DefiLlama)。最大のオーディエンスが必要なら、BNB ChainかBaseのほうが安全です。初期の成長に賭けるなら新しいネットワークも選択肢になりますが、ボラティリティへの備えが必要です。ChainTx.Toolsのトークン作成ツールを使えば、これらのどのネットワークでもコードなしでトークンをローンチできます。

+L2BEATのStage 0、Stage 1、Stage 2とは何ですか?

ロールアップがどの程度分散化されているかを示す区分です。Stage 0は完全に「補助輪付き」の段階で、出金をブロックできるのはセキュリティカウンシルだけではありません。Stage 1では、オペレーターが悪意を持っていてもユーザーは出金でき、介入できるのはセキュリティカウンシルだけです。Stage 2では、セキュリティカウンシルが行動できるのはコードの証明可能なバグに対してのみで、通常のアップグレードの前にユーザーには少なくとも30日間の退出期間が与えられます。大規模なEVMロールアップのうち、Base、Arbitrum One、OP Mainnet、Ink、UnichainがStage 1です(L2BEAT、2026年10月)。

+EVMチェーンごとに別のウォレットが必要ですか?

いいえ。0x…アドレスはすべてのEVMネットワークで共通で、1つのウォレット(MetaMask、Rabbyなど)ですべてのネットワークを使えます。ネットワークを追加するだけです。ただし、手数料の支払いには各ネットワークのガストークンが必要です。Base、Arbitrum、OP Mainnet、Robinhood ChainではETH、BNB ChainではBNB、PolygonではPOL、AvalancheではAVAX、HyperEVMではHYPE、MonadではMON、ArcではUSDC、PlasmaではXPL、X LayerではOKBです。また、ネットワークが異なればトークンも別々のコントラクトです。Base上のUSDCとArbitrum上のUSDCは、ブリッジなしでは相互に交換できません。

EVM チェーン

Robinhood Chain はなぜこれほど人気になったのか?

Robinhood Chain はローンチから数週間で DEX 取引高トップ3のチェーンに入り、補助の終了後もその地位を維持しています。Arbitrum ベースで構築された Robinhood のレイヤー2の仕組み、急成長の理由、リスク、そして使い方を解説します。

· 約 12 分で読めます
EVM チェーン

HyperEVM と Hyperliquid ブロックチェーン、正しい名前はどちら?

Hyperliquid と HyperEVM は2つの異なるブロックチェーンではありません。公式ドキュメントをもとに、HyperCore と HyperEVM とは何か、両者がどのように1つのステートを共有しているのか、ウォレットやアグリゲーターでネットワークの表記が異なる理由、そして場面ごとにふさわしい名前を解説します。

· 約 11 分で読めます
EVM チェーン

EVMブロックチェーンのレイヤーL0・L1・L2・L3とは?その仕組みを解説

L0、L1、L2、L3をわかりやすく解説します。各レイヤーの役割、ロールアップがEthereumにデータを送信する仕組み、L2の手数料がこれほど安い理由、生き残ったL3、そしてChainTx.Toolsが対応する29のEVMネットワークの位置づけを、2026年10月のL2BEATデータとともに紹介します。

· 約 13 分で読めます